AIは、迷いを短いメモに戻してくれる
迷っている時ほど、言葉が長くなる
仕事の相談を受けていると、「何に困っているのか」を話す前に、背景説明だけで時間が過ぎてしまうことがあります。
これは珍しいことではありません。私自身も、頭の中が整理できていない時ほど、説明が長くなります。あれも関係している。これも無視できない。そう考えているうちに、最初の一歩が見えにくくなるんだよね。
こういう時、AIは答えを出す道具というより、「迷いを短いメモに戻してくれる相手」として使うと、少し気が楽になります。
AIに頼むのは、判断ではなく整理
たとえば、こんなふうにAIへ投げかけます。
- いま考えていることを、箇条書きで整理して
- 決める前に確認すべき点を3つにして
- 相手に相談するための短いメモに直して
ここで大事なのは、AIに「どちらが正しいか」を決めてもらうことではありません。決めるのは人間です。AIには、その前の散らかった言葉を並べ直してもらう。
エンジニア時代の仕事でも、いきなり結論に飛ぶより、まず現象を記録し、条件をそろえ、切り分けていくことが大切でした。AIの使い方も、それに少し似ていると思います。
短いメモになると、相談しやすくなる
普通の仕事では、完璧な資料を作る前に、誰かに相談したい場面がたくさんあります。
でも、頭の中だけで抱えていると、「まだ相談するほどまとまっていない」と感じてしまう。そこでAIに、まず100字くらいの相談メモを作ってもらう。
たとえば、セミナーの企画なら、次のように整理できます。
- 誰に向けた話なのか
- 一番持ち帰ってほしい一言は何か
- 具体例をどこに置くと伝わりやすいか
この3つが見えるだけで、次の打ち合わせはずいぶん進めやすくなります。
AIは、考え始めるための記録係
AIを使うというと、特別な技術の話に聞こえるかもしれません。でも、まずは「長い迷いを短いメモにする」くらいで十分です。
記録に残ると、あとで見返せます。見返せると、少し直せます。少し直せると、次の相談がしやすくなります。
Willow38では、AIに詳しくない方にも、仕事の中で無理なく試せる使い方を一緒に整理しています。セミナーや社内勉強会でも、こうした小さな使い方から始めると、AIとの距離が近くなるかもしれません。

